前回の最後に「ZOOM R8」って書いて終わりましたね。
同期演奏をいろいろネットで調べているとZOOMのR8がいいって情報があります。
実際分かりやすいし、いいと思います。
少し話しが飛びますが、ZOOMのR8の何がいいのかお話しますね。

同期演奏をする際に打ち込んだキーボードの音(LR)とクリック、
3チャンネル必要だと前回の最後にお話ししました。
「ZOOM R8」はこれを解決できます。

「ZOOM R8」はメインアウトがLRの2チャンネルになります。
このメインアウト(LR)からキーボードの音を出力します。
あれ?2チャンネルしかありませんw

さて、クリックはというとヘッドフォンから別で出すことができます!

「ZOOM R8」は、メインアウトからクリックを出さず、
ヘッドフォンにだけクリックを返すことができるんです。

これで、キーボードをLRで出力して、クリックはドラムだけが聴くって形が実現します。
クリックが一定で拍が変わらない曲なら、
「ZOOM R8」にメトロノームの機能がついてるので、一件落着です。

では、変拍子の曲やテンポが一定はない曲はできないんでしょうか。
実はできます。

「ZOOM R8」は、自分で作ったクリック音源をトラックに振り分けて
クリックトラックとして割り振れば、ヘッドフォンだけに流すことができます。
クリック音源を作るひと手間ありますが、かなり便利です。
※使い方は別の機会にお話しします。

大きくはこんなところでしょうか。

せっかくだから、他のRシリーズの話もちょっと話しますね。
実はちょっとした落とし穴があるので、参考にしてもらえばと思います。
※僕が選んだ際に気づいた部分なので、他にもいろいろあるかと思いますが。

Rシリーズは「R8」「R16」「R24」と3種類あります。
大きな違いはというと、チャンネル数です。

本体を見た感じはフェーダーが9つあって一緒ですが、

まず同時に録音できるチャンネル数が違います。

「R8」:2チャンネル
「R16」:8チャンネル
「R24」:8チャンネル

「R8」は2チャンネル、「R16」「R24」は8チャンネルで同時録音できます。
ドラムの方は、せっかくだからって「R16」「R24」を選ぶ人も多いかもしれませんね。

次に録音した後、同時に再生できるチャンネル数が違います。

「R8」:8チャンネル
「R16」:16チャンネル
「R24」:24チャンネル

型番の数字と一緒ですね。

この2点は何となく見ていても分かると思います。
大きな差はこれくらいです。

僕の場合です。
同期演奏の機会があって「R16」を購入しました。
Rシリーズは「cubase」のバンドル版がついてきます。
バージョンがいろいろありますが、当時は「cubase LE8」が付いてきました。
ちょっと難しい話しになってしまいますが、
このcubaseのバージョンだとオーディオトラックの最大が16チャンネルなので、
同時再生16チャンネルで同じ数の「R16」を選んだわけです。

結構調べてたつもりだったんですが、最大の落とし穴がありました。

僕のやった同期演奏の曲では変拍子が入っていて、曲の中でテンポも変わるので
「R16」についているメトロノームの機能が使えないんです。
※メトロノームの機能は「R8」「R24」もついてますが、一定のテンポしか刻めません。
ってことは、クリック音源を作ってトラックに割り当ててあげればいいんですが、
「R16」はそれができないんです。

クリック音源としてトラックへの割り当て
「R8」:できる
「R16」:できない
「R24」:できる

これ結構ハマる人多いんではないでしょうか。。。
「R24」を買いなおす羽目になりました。。。

これから買う方はどうぞお気をつけて。

Rシリーズの使い方はまた次回ということで、
今回はこの辺でm(_ _ )m

bunri music

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